全国知事会による新型コロナウイルス緊急対策本部が開催、新潟県の花角英世知事が国へ提言
全国知事会は23日、新型コロナウイルス緊急対策本部会議を開催した。新潟県庁からオンラインで参加した新潟県の花角英世知事は、今後の対策について国に対して要望などを提言した。
花角英世知事が話した提言は2点。1点目は、ウィズコロナの生活様式の周知について。
まん延防止等重点措置が解除されていても自粛ムードが続き、結婚式やイベントは感染拡大前のようには開催されていない状況について触れ、「通常の生活に戻るための平常化への道筋、具体的な段階を国民に提示し、メッセージを出していただきたい」と話した。
2点目は、濃厚接触者の待機期間短縮のための検査への支援について。
国が示した待機期間短縮では「4日目と5日目の検査で陰性であれば5日目から解除可能」とした一方、待機期間短縮のための検査は、基本的に自費となっている点について「感染に不安を感じる無症状者には無料で検査を受けられる。待機期間短縮のための検査についても、自己負担なく検査が受けられるように国から支援をして欲しい」と要望した。
全国知事会会長、鳥取県の平井伸治知事は、「いずれも重要なテーマであり、(国に対して)しっかりと働きかけていきたい」と話した。