新潟県の花角英世知事が会見、6月1日から県をまたぐ移動も限定的に可能に
新潟県の花角英世知事は27日、第18回新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部会議後に記者会見し、国の基準に準じ、6月1日から県をまたぐ移動も限定的に可能とする外出自粛等のステップについて発表した。
具体的には、県をまたぐ移動については、31日まですべての県を含み不要不急の移動は厳に控えるようにとしているが、6月1日から18日は5都道府県(北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)との移動は慎重にとしているが、それ以外は可能となる。また、6月19日以降は特に制限はしない。
観光については、6月18日までの期間は県内観光から徐々に可能とし、6月19日から県外からの受け入れも含めて徐々に県をまたぐ移動が可能となる。8月1日からは国内では全面的に解除される。
また、クラスター発生施設については、カラオケやスポーツジムなどは31日までは極力慎重にとしているが、6月1日からは業界団体のガイドラインを遵守したうえで可能となる。接待を伴う飲食業やライブハウスなどは6月18日までは極力慎重にとするが、6月19日からは、同様に業界団体が作成したガイドラインを遵守したうえで解禁となる。
花角知事は「政府は25日に緊急事態宣言を解除した。県内の感染状況などを継続的に見て、外出自粛をおおむね3週間ごとに段階的に緩和をしていく。ただ、県外から来た人が感染になっているので、18日までは東京には行かないでほしいという意見が専門家会議で出た。しばらくは首都圏との往来は慎重に控えてほしい。6月1日以降は県外から来た人に対して2週間、自宅にいてほしいとは求めないが、行動については慎重にお願いしたい」と話した。