今夏の電力が安定供給できる見通し
東北電力ネットワーク株式会社によると、今夏の電力需給対策について、電力広域的運営推進機関による需給検証を経て、5月25日に経産省の電力・ガス基本政策小委員会において取りまとめられ、27日に公表された。
この取りまとめの中で、東北電力ネットワークのエリア(東北6県と新潟県)の今夏の需給見通しは、至近10年で最も猛暑となった年(7、8月は2018年度、9月は2010年度)と同程度の気象条件であった場合でも、電力の安定供給に最低限必要とされる予備率3%を確保できる見通し。このため、同省からの節電要請はないという。
一方、同社としては、火力発電所の予期せぬトラブルによる停止や、猛暑による電力需給の急激な増加など、不測の事態が発生するリスクはあるという考えのもと、安全供給に万全を期していくという。