県立阿賀黎明高等学校(新潟県阿賀町)で灯油が最大約200リットル流出、近隣の町道の側溝や姥堂川でも油膜を確認

新潟県教育庁は23日、県立阿賀黎明高等学校(新潟県阿賀町)で、灯油が最大で約200リットル流出したと発表した。

県教育庁によると22日17時20分ころ、阿賀黎明高校の体育教官室内にある灯油の給油口のレバーが開いた状態になっていたことが判明。これにより、出入り口を通って屋外へ流出していることも合わせて分かった。同校では速やかに給油口のレバーを締めて流出を防止するとともに、消防署により学校敷地内に吸着材散布、および吸着マットの設置を実施した。

その後23日8時30分から、関係機関と現場確認を行ったところ、校内の側溝で油膜を確認。加えて、校内の側溝に繋がる町道の側溝や、姥堂川でも油膜を確認した。

県教育庁では対応として、学校の集水升の敷地外への流出口に、土嚢を積んで灯油の流出防止するとともに、町道の側溝および姥堂川への出口にオイルフェンスを設置した。なお、フェンスより下流側では油膜は確認されていない。また、23日中に校内側溝の洗浄作業を実施する予定である。

なお、水道水への影響はないことが確認されている。

一方で、給油口のレバーが開いた原因については調査中であり、県教育庁によると、同給油口は使用頻度が低いこともあり、廃止を予定しているという。

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