新潟市西区で基準値を超えてヒ素を検出

新潟市は28日、同市西区山田地内の事業場から、有害物質であるヒ素が検出された、と発表した。土壌汚染対策法に基づく土壌汚染状況調査結果報告書が提出され、基準を超えた旨の届出があった。

試料採取日は2月15日から3月21日で、基準値0.01mg/L以下に対し、0.012〜0.021mg/Lのヒ素が検出された。

市は、周辺井戸の設置状況を確認のうえ、周辺の井戸水の調査を実施し、周辺の汚染状況を確認するほか、地下水を飲用している人がいる場合は飲用しないよう指導するという。

ヒ素はトランジスタ、半導体、ガラス、顔料、木材の防腐剤などに使われ、健康には、皮膚炎、末梢神経障害、腎障害を及ぼすと言われているほか、発がん性のある物質と言われている。

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