十日町地域消防本部(新潟県十日町市)が、感染対策機能や患者の容態に応じた室温調整能力などを向上した高規格救急自動車を導入

十日町地域消防本部(新潟県十日町)は24日、救急救命士が行う医療行為などに対応する医療機器を積載した高規格救急自動車の運用開始式を行った。

老朽化などを理由にこの日更新した「十日町救急2号車」は平成22年に導入したもの。現在、高規格救急自動車は管内では計6台が稼働しているが、「十日町救急2号車」は新潟県立十日町病院(新潟県十日町市)の救急ステーションに配置する。

「十日町救急2号車」の総事業費は、2,876万2,700円で、内訳は車両が2,084万2,700円、資機材が792万円。

「十日町救急2号車」は、運転室内と患者室内を隔離できるよう、感染対策機能や患者の容態に応じた室温調整能力を向上した。また運転席に付いているモニターで、救急車の各所に付いている広角カメラ映像を運転者が確認できるようにしたことで、死角が減少し安全性能も向上した。

十日町地域消防本部の樋口哲生消防長消防監は「救急出動件数は、令和3年が3,131件と毎年出動件数を更新している。今年現在の出動件数も昨年を40件ほど上回っている。そうした中、新しい救急車が更新になった。運用は約4割の出動件数を担っている救急ステーションで運用するが、感染症対策を施すなど最新の設備を装備している。これをしっかりと活用し、地域の安全・安心にぜひ繋げてもらいたい」と挨拶した。

十日町救急2号車

「十日町救急2号車」の内部

十日町地域消防本部(新潟県十日町)

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