Gugenka®が5Gを見据えたバーチャル接客サービスの販売を開始
低価格で導入でき必要機材はPCのみ
株式会社シーエスレポータズ内に発足し、リアルな世界と日本のアニメをXR (VR=仮想現実、AR=拡張現実、MR=複合現実)で融合させる開発チーム「Gugenka®︎(グゲンカ)」は29日、VRテデバイスなど複雑な操作や機器を使用しない遠隔バーチャル接客サービス「 MakeAvatarStream(メイクアバターストリーム)」の販売を開始した。サービスは接客に特化。VRなどの特殊な機材を使わず遠隔からのPC操作で簡単にキャラクターを動かし、客と会話しながら接客や商品の紹介を行うことができる。
バーチャルキャラクターによる商品プロモーションは実績も増え、社会的に認知度が上がっている一方、初期費用、機材環境、タレントの採用、操作の難しさなど様々な課題があるという。「メイクアバターストリーム」では、こうした課題に対応している。
具体的には1キャラクターの制作費を大幅に抑えた。このサービスでは 、グゲンカのキャラメイクアプリ「Make Avatar(メイクアバター)」をベースにキャラクターを制作するため、通常数百万円かかるモデリング費用を数十万円台に抑えることができる(パーツや衣装はオプションで追加できる)。
また必要な機材は PCのみ。VRデバイステなど特殊な機材を使用しないほか、あらかじめ設定しておいたアニメーションにより演技も不要なため、簡単な PC操作でキャラクターを遠隔操作できるという。
【詳細ページ】
https://gugenka.jp/digital/makeavatarstream.php
プロモーションビデオ】
https://youtu.be/ZNt1oPb76qs
販売に先駆け今年2〜3月に実証実験も
販売開始に先駆けて、株式会社NTTドコモと成田国際空港株式会社が2月3日から3月27日まで(3月2日を除く14:00〜15:00)、成田空港第3ターミナルにて、第5世代移動通信方式「5G」を活用し、「遠隔アバター案内」の実証実験を行った。
具体的には、「遠隔アバター案内」のカウンターに設置しているマイクやカメラから、客の問い合わせ音声・映像データを遠隔地にいるオペレーターに伝送し、ディスプレイ上のアバターが客と直接対面しているかのように案内を行ったという。