新潟市三条市、防災行政無線やメールで熱中症予防の注意喚起を開始
新潟市三条市は1日、行政無線などによる熱中症予防注意喚起を始めた。暑さ指数の予測値が31°C以上になる日に、防災行政無線による放送で注意喚起を行うほか、三条市メール配信サービスでメールを配信する。
また、夏季に開催される市の主催・共催イベントの開催時には熱中症対策も実施していくという。
具体的には、イベント開催時間帯に、暑さ指数の予測値が31°C以上となる時間帯がある場合、開催時間の変更や短縮など、その時間帯を避けて運営することを検討する。
また予測値が31°C以上とならない場合でも、実況値を確認しつつ運営し、実況値が31°C以上となった場合には、やむを得ない状況を除き、速やかに一時中断や中止とする。なお、あらかじめ参加者などに、一時中断や中止の場合があることを周知したうえで実施するという。
このほか、イベント開催時には、「すぐに利用できる休憩所の確保」「いつでも飲める冷たい飲料の準備」「救護所の設置」などを行うほか、熱中症のリスク軽減のためマスクを外してイベントに参加できるよう工夫する。
暑さ指数とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい「湿度」、「日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境」、「気温」の3つを取り入れた指標。環境省が予測値、実況地を発表していて、指数が31°C以上の時は、すべての生活活動で熱中症になる危険性があり、高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きく、外出はなるべく避け、涼しい室内に移動するよう注意することとされている。