新潟県新発田市の二階堂馨市長が会見「市の経済対策第5弾もある」

新発田市の二階堂馨市長

新潟県新発田市の二階堂馨市長は1日、新発田市役所で定例記者会見を開き、市として展開する月岡温泉キャンペーンの販売状況や、新発田市内の飲食店のテイクアウトサービスなどについて発表した。

市などは、新潟県内在住者に向け、予約1組につき宿泊料金の総額から1万円の値引きをする期間限定の「新発田今得キャンペーン」を打ち出しており、全旅館合わせて5,000組が利用できる。まだ「泉慶」などの大手ホテルの分が少し残っており、現在の残りは760組ほどで今週末までには完売する見通しだという。新発田市内のホテルの方はまだこれからだという。

テイクアウトサービスについては、「新発田匠の膳」を作成し、弁当宅配サービスを取り扱う割烹や料亭をリーフレットにまとめた。職場や自宅に届けるサービスで、市では城下町の12店舗の味を弁当で味わえるのは新発田ならではの取り組みだとしている。

また、新発田商工会議所が取り組む「テイクアウトしばた」では、市内のテイクアウト可能な飲食店情報もホームページで確認できる。掲載店舗は88店舗(22日時点)で、和洋中の味が楽しめるという。さらに、大学生に対する支援として、店舗に学生証を見せると割引など受けられるサービスを実施する。

また、近隣地域の温泉地との差別化について、「当市が一番早くキャンペーンを行ったので、月岡温泉のキャンペーンが完売しそうでよかった。今一番疲弊しているのは観光業、旅館、ホテルなので、その回復の一助にしてもらえればと思っている。(月岡温泉や岩室温泉、五頭温泉郷)などそれぞれ違いがあっていいと思う。五頭温泉郷を目指す人もいれば、月岡のような艶やかな場所を目指す人もいる。お互いが補完しあってかえっていいのではないか」と話した。

また、二階堂市長は観光策について聞かれ、「市のキャンペーンが完売すると、次に県のキャンペーン、その次は国のGoToキャンペーンがある。市の経済対策は現在、第4弾まで実施しているが、第5弾も考えるように職員に指示している。国のGoToキャンペーンを補完するようなものをしないといけない」と話した。

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