新潟県阿賀野市の遊園地がコロナ危機からの脱却を目指してクラウドファンディングを開始
遊園地「サントピアワールド」、植物園などを運営するサントピアワールド株式会社(新潟県阿賀野市)は、新型コロナウイルスのウイルスの影響により来園者が激減し年間約3000万園かかるアトラクション維持費をはじめする運転資金不足に陥っている。このままでは存続が危ういことから先月27日、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて資金調達のプロジェクトを始めた。
サントピアワールドの高橋修常務によると、例年、冬の終わった3月中旬に開園し、ゴールデンウィークには多くの来園者で賑わうという。しかし今年は3月20日に開園したものの、3月の来園者数は例年と比べて70%減、4月も休業協力要請などもあったことから5日しか営業できず例年比約90%減、書き入れ時の5月も93%減になるなど非常に厳しい状況が続いている。
高橋常務は、「毎年、町内会、子供のツアー、企業の社内ツアーなど様々な団体客の皆様で賑わうが、今年は予約のキャンセルが相次いで、現在予約ゼロの状況」と話していた。
サントピアワールドは1976年に安田アイランドとして開園。現在、30以上のアトラクションがあり、44年に渡って地域の人々に愛され続けている。
高橋常務は、「(厳しいの経営環境に置かれている会社はは)うちだけでなくて世の中いっぱいる。誰のせいでもないが、ただ、生き残らないと従業員の生活もあるし、ここがみんなの思い出の場所というのも事実なので、次の世代にも生き残って引き継いでいかなければならないことも使命である気がしている」と決意を語っていた。
なおクラウドファンディングに返礼品は、返戻金の額に応じて「限定ステッカー」、「1日プリー切符」、「限定オリジナルTシャツ」、「サントピアワールド名誉市民権」、「生涯フリーパスポート」がある。