デンカ(株)、青海工場(新潟県糸魚川市)よりアビガン原料の出荷を開始
デンカ株式会社(東京都中央区)は2日、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となるマロン酸ジエチルを 6 月1日に青海工場 (新潟県糸魚川市)より出荷を開始した、と発表した。
同社は、日本政府が緊急経済対策として決定した「アビガン」の備蓄量 200万人分拡大に向け原料メーカーとして速やかに供給を行うとともに、簡易検査キットの一日も早い量産化を目指し、世界中で喫緊の課題となっている新型コロナウイルス感染拡大防止のため社会的責務を果たしていくという。
※「アビガン」は富士フイルム富山化学株式会社の登録商標。
【参考】
2020年4月2日「アビガンア」の原料供給に関するお知らせ
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/714/20200402_denka_supply_dem.pdf
2020年5月13日 「アビガン」の原料マロン酸ジエチルを生産開始
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/730/20200513_denka_supply_dem.pdf