新潟県で2校の学校長に誤送付する事案が発生
新潟県は3日、里親に養育されている児童が在籍する学校長に対して1日に発送した照会文書について、別の2校に誤送付したと発表した。2日午前11時30分頃、文書を受け取った1校から「別の学校長宛の文書が届いた」との連絡があり判明した。
経過については、1日に中央児童相談所が里親に養育されている児童の在籍する学校長宛(19校)に照会文書を送付。文書の内容は新型コロナウイルス感染症対策の臨時休校期間中に里親が要した経費を算定などするため、休校期間を確認するものだった。里親に養育されている児童3人とその里親2人の氏名が漏えいしたが、中央福祉相談センターによると、学校長のところで漏えいは止まっているという。
県は対象の里親と児童の保護者に経緯を説明して謝罪したほか、誤送付した文書については、1校は破棄を依頼し、もう1校は職員が回収した。その他の学校は送付された文書に誤りがないことを確認した。県では、同様の事案が発生しないよう文書送付時の複数人による確認を徹底するとしている。