全国唯一のサッカー専門学校「JAPANサッカーカレッジ」の学生が地元聖籠町の清掃活動を実施
新潟県聖籠町にある全国唯一のサッカー専門学校「JAPANサッカーカレッジ」では、Jリーグの理念・活動方針でもある地域貢献活動に基づき、今月に入りクラスごとに地元聖籠町の清掃活動を行っている。4日は午後1時からサッカービジネス科2年生が同校を徒歩で出発し、学校周辺の網代浜地区の沿道のごみ拾いを行った。明日5日には、2日に初登校だった同科1年生が初めての活動となる清掃活動を午後1時から行う予定。
同日は各グループに分かれて、日差しの強い中、学校から海岸まで歩きながら、空き缶やたばこの吸い殻などを1時間かけて熱心に拾っていた。終了間際には大きなポリ袋が一杯になるほどごみが集まった。
同校では、緊急事態宣言解除に伴い、今月から登校が開始となり、「新しい生活様式」にのっとり活動を再開。これまで、新型コロナウイルスで実施できずにいた地域貢献活動も徐々に再開するという。その第一弾として、今回の聖籠町の地域清掃活動を実施し、地域に根差した学校を目指していく。
同校は選手、コーチ、トレーナーなどサッカー業界への就職に強いのが特徴で、過去にはJリーガーを輩出したこともある。選手コースだけでなく、サッカーは一切せずにマネジメントを学ぶサッカービジネス科もあり、同科では実習に力を入れており、学生は名刺を持って広告営業に回ることも行うという。
学生を引率した同校の石坂学サッカービジネス科教務は「全校約500人なかで、各グループに分かれて行っている。年間を通じて地域との信頼関係を築くために、清掃活動やイベントを行っている。この学校は約9割が全国から来るが、Jリーグチームの約9割に卒業生が就職している」と話していた。
清掃活動に参加した同科の大西隼さんは「聖籠町は基本的にきれいだが、今日は空き缶やたばこの吸い殻などを拾い、地域のために活動できた。個人的にはJリーグのクラブに入りたい」と話していた。