新潟県地域振興局健康福祉部が精神障害者保健福祉手帳の判定用診断書を紛失
新潟県五泉市と阿賀町を所管する新潟県地域振興局健康福祉部は4日、精神障害者保健福祉手帳の判定用の診断書1名分を紛失する事案が発生したと発表した。同部によると、現在のところ、個人情報の外部流出は確認されていなという。
経過としては、3日午後3時頃、精神障害者保健福祉手帳の判定を精神保健福祉センター(新潟市中央区所在)に依頼するための起案文書のチェックを行っていたところ、必要な添付書類である診断書が所在不明となっていることが判明。同日、所内の関係箇所の捜索を実施したが、診断書は発見することはできなかった。所在不明の診断書は5月29日に収受後コピーをとった後に誤ってシュレッダーにかけ廃棄してしまった可能性が高いといい、当該者に診断書の再提出は求めないという。
書類に記載の個人情報は氏名、生年月日、住所、病名、初診年月日、病歴、現在の病状・状態像及びその具体的程度、生活能力の状態及びその具体的程度、現在の障害福祉サービスなどの利用状況、医療機関名。
同部は4日に関係者へ経緯を説明し謝罪。今後、文書の廃棄前に廃棄すべき書類の間違いがないか再確認を徹底するほか、同様の事案が発生することのないよう、個人情報の紛失防止対策及び管理について再度徹底と強化を図るとしている。