新潟県労働金庫が新潟県交通遺児基金に約95万円を寄付
新潟県労働金庫は5日、「ろうきんマイカーローン」を使って集めた寄付金約95万円を公益財団法人新潟県交通遺児基金に寄付した。同日、新潟県庁で贈呈式があり、齋藤敏明同金庫理事長が村山雅彦同基金理事(県民生活・環境部長)に目録を手渡した。
今回の寄付金額は、同ローンからの64万6,900円と、2019年4月から2020年3月までの任意の寄付30万7,490円を合わせた95万4,390円。
同基金は交通事故によって保護者が死亡または重度の後遺障害を受けた子供たちを対象に民間の寄付と県の出資によって1991年に設立されたもの。見舞金などの給付や交流レクレーションなどの激励事業を行っている。
ろうきんマイカーローンを使った寄付金は、同金庫が2005年度から取り組んでいるもので、2019年度中の同ローンの件数1件につき100円を拠出しているほか、ローン利用者から任意の寄付を募っている。
村山理事は「交通事故は減少しており、交通遺児も減っているが、現在も88人がいる。昨年の夏休みには一泊旅行で東京ディズニーリゾートに行って好評だった。寄付金を活用していきたい」と挨拶した。
齋藤理事長は「交通遺児が元気になるような取り組みに使ってもらいたい。マイカーローンの利用者には、自分も寄付したのだとハンドルを握りながら思ってもらい、事故を起こさないように交通安全を守ってもらいたい」と話した。