新潟県妙高市の雪形(ゆきがた)の跳ね馬(はねうま)が今年も姿を現す
新潟県上越地方で古くから親しまれている妙高山(新潟県妙高市、2454メートル)に見える雪形(ゆきがた)の跳ね馬(はねうま)が今年も姿を現してきた。
例年は4月中旬からゴールデンウイークにかけて見頃になるが、28日現在、馬の頭部や脚の部分が見えるようになった。
跳ね馬は妙高山の外輪山、神奈山(1909メートル)に現れる雪形だが、山腹に残雪と黒い岩肌とのコントラストで、山の麓から見ると馬が力強く跳ねているように見えることから、地元ではこう呼ばれている。妙高市の体育館やえちごトキめき鉄道の沿線などに「はねうま」の名前が使用されている。
昔から上越地域では、春の農耕の始まりの目安とされてきたが、現在では上越市の高田観桜会と同じく、雪国での春の訪れを告げる風物詩となっている。
開催中の高田城址公園観桜会の場所からも見ることができ、満開のソメイヨシノと跳ね馬とのコラボレーションは見ごたえがあり、フォトスポットにもなっている。