新潟県内で70代男性がトリカブト食中毒により入院

新潟県は9日、県内70歳代男性がトリカブトによる食中毒になったと発表した。男性はトリカブトを食用の野草と誤って採取した。なお、患者は入院中で快方に向かっているという。

8日午前10時頃、新潟市内の医療機関から新潟市保健所へ、「有毒植物による食中毒を疑う症状を呈した患者を診察した」旨の連絡があった。新潟市保健所および新津保健所で調査した結果、7日、五泉市内の住民(70歳代男性)が阿賀町内の山で山菜を採取し、同日午後2時頃、自宅で誤ってトリカブトの葉のおひたしを調理し食べたところ、午後4時頃から、吐き気、おう吐、しびれの症状を呈した。午後5時30分頃、新潟市内の医療機関に救急搬送された。

新潟市保健所が残品を専門家に鑑別依頼したところ、有毒植物である「トリカブト」と判明したこと、および治療に当たった医師の診断から、トリカブトの誤食による食中毒と断定した。

毒草として有名なトリカブトは、アコニチンなどの毒性成分を含み、食べると、おう吐、下痢、めまい、麻痺等の中毒症状を起こし、死に至ることがある。トリカブトの葉とニリンソウを間違って食べた例が多く報告されている。

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