新潟県佐渡市相川発の「金の熟成酒プロジェクト」がクラウドファンディングにて31日より開始、3年熟成酒のオーナーを募集
佐渡相川のまちづくり会社「相川車座」(新潟県佐渡市)と、佐渡の地酒「金鶴」を製造・販売する有限会社加藤酒造店(同)、佐渡相川のファンづくりを推進しているBORDERLESS佐渡(同)は28日、熟成酒のオーナーを募集し、佐渡相川の活性化につなげる取り組み「金の熟成酒プロジェクト」の立ち上げを発表した。31日よりクラウドファンディングにて募集を開始する。
佐渡相川でまちづくり活動を行う「相川車座」を中心に企画した「金の熟成酒プロジェクト」は、佐渡相川のファンを増やし、まちを活気づけたいという思いから発足。3年間かけて作る熟成酒タンクの一口オーナーをクラウドファンディングで募集する企画であり、熟成酒の製造は、佐渡の地酒「金鶴」の蔵元・加藤酒造店が行う。酒蔵に熟成酒専用のタンクを設け、リターンを購入したオーナーで共同所有するイメージという。
またリターン内容には、佐渡相川とつながって楽しんでもらう様々な企画が盛り込まれている特徴がある。例えば、年に1回「オーナー総会」を開催し、オフラインやオンラインで佐渡相川の人と酒をテーマに交流を持ったり、一般には公開していない加藤酒造店の酒蔵を佐渡の人と交流しながら見学できたりするというリターンが用意されている。
「金の熟成酒プロジェクト」をスタートさせるにあたり、相川車座の岩崎元吉士代表は「お酒が熟成されるまでの3年間、私たち佐渡相川のひと達といっしょに楽しみながら、人間関係も熟成させていきましょう」と、熟成酒オーナーへの参加を呼び掛けた。
また、4月3日にはクラウドファンディング「金の熟成酒プロジェクト」の開始を記念したイベント「『金鶴』蔵元・加藤酒造店とたのしむ佐渡ナイト」を開催する。加藤酒造店の各種日本酒のほか、佐渡産食材をつかった「食」の提供、さらに佐渡相川の芸能団体「BUNZOおけさ会」による佐渡おけさライブパフォーマンスを行う。
開催場所は、新潟日報メディアシップ(新潟市中央区)20階 そらの広場で、時間は15時から18時まで。参加費は4,000円(税込)。参加には、ホームページから事前申込みが必要。
(文・中林憲司)
【関連サイト】
日本最大の金山のまち佐渡相川を再び活気づけたい!オール佐渡産の熟成酒オーナー募集(クラウドファンディング「FAMPFIRE」)