新潟県が電車通学の県立高校生徒を対象に通学臨時バスを運行へ
新潟県は9日、電車通学の県立高校生徒を対象とした登校時の通学臨時バスを15日から7月31日まで運行すると発表した。県立高校の時差登校が終了となる15日からの通常登校開始にあたり、本格的な学校再開に伴う登校時の不安を軽減する狙いがある。
複数の県立高校が最寄り駅とする白山駅(新潟高、新潟南高、新潟中央高、新潟商高)と、高田駅および南高田駅(高田高、高田北城高、高田農業高、高田商業高、上越総合技術高、高田南城高)で下車する生徒を分散する。県では、JRに乗る県立高校の生徒数が白山駅で3割減、高田駅および南高田駅で4割減が見込めるとしている。期間中の土日祝日を除く毎朝運行し、観光バスを使用する(1台30人程度)。
通学手段が電車で、下記出発駅を乗車駅とする県立高校生徒が対象で、6月1日時点でJR東日本の定期券を持っていることが利用条件となる。寺尾駅から白山駅約110人(臨時バス4台)、新津駅から白山駅約90人(臨時バス3台)、亀田駅から白山駅約180人(臨時バス6台)、豊栄駅から白山駅約100人(臨時バス4台)。直江津駅から高田駅約200人(臨時バス7台)、直江津駅から南高田駅約130人(臨時バス5台)、新井駅から高田駅約110人(臨時バス4台)、新井駅から南高田駅約120人(臨時バス4台)、春日山駅から南高田駅約110人(臨時バス5台)となる。合計9路線の約1,150人(臨時バス42台)となり、予算額は6,000万円程度。
稲荷善之教育長は「8日から部活動が始まった。1週間はウオーミングアップだが、代替大会の動きもあり、部活動が来週から本格化する。通常に戻さないさいと、学校も回っていかない。そのために時差登校を廃止する」と話した。