今年6月2日から6日まで新潟市南区で白根大凧合戦が開催

白根大凧合戦(2019年撮影)

新潟市は29日、白根大凧合戦実行委員会総会を開催し、十分な感染防止対策をとったうえで今年6月に白根大凧合戦が開催されることになったと発表した。

6月2日から6日まで新潟市南区白根の西白根中ノ口川堤防上(凧見橋~白根橋間)にて開催される。県外からの参加・観戦は遠慮してもらうという。また観戦の事前予約は行なわない、状況に応じ入場制限を行う場合がある。

このほか、市中パレード、写真コンテストは中止とする。

白根凧合戦は、越後平野を流れる大河・信濃川の支流・中ノ口川の両岸から畳24畳分の大凧を揚げ、空中で絡ませ川に落とし、相手の凧綱が切れるまで引き合う大凧合戦。新潟市南区観光協会のホームページによると、江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが起源と伝えられているという。

また新潟県観光協会のホームページによると、300年間、新潟市南区白根地域で引き継がれてきたが、戦後の1947年以降、コロナ禍の令和2年度に中止となっている。

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