新潟県燕市が3年ぶりの開催となる「つばめ桜まつり」での特別演出など、大河津分水通水100周年記念の事業を次々発表
新潟県燕市の鈴木力市長は29日に定例会見を開き、2022年度は大河津分水通水通水100周年を記念し、年間を通じて30事業を展開する予定であると発表した。
4月4日から17日まで開催する「つばめ桜祭り」では、特別演出を実施して100周年の年度の幕開けを行う。なお、同イベントは新型コロナウイルス感染拡大の影響により3年ぶりの開催となる。開催中は、桜並木のライトアップや、市内各所での「ARスタンプラリー」などを実施し、最終日の17日には特別演出のおいらん道中でイベントを盛り上げる。
またこれに合わせ16日には、市内高校に在学中の高校生を中心に構成する「まちあそび部」が大河津分水の土地(大河津資料館周辺)を利用したアクティビティなどを実施して機運醸成を図る。具体的には、株式会社伊藤園の「わたしの街の未来の桜プロジェクト」とコラボレーション。伊藤園から寄贈された桜の苗木を植樹する。加えて、植樹後には近年流行の兆しをみせる「モルック」体験会や焚き火トークなどを行う予定だ。
一方燕市産業史料館では8日から、企画展「燕の100年展」を開催。金属産業の一大産地である旧・燕市の古地図ほか、大河津分水の恵みをうかがい知れる旧・吉田町、旧・分水町の写真と映像資料など約50点を展示予定。
なお同館では2021年度、前年度比176%となる教育旅行生が来館した(小・中・高・特別支援学校合わせ133件、5,824人)。新型コロナウイルスの影響により、県内学校以外にも、福島や山形、長野など近隣県からも来訪が増えているという。
燕市の通水100周年事業に関しては、内容や日程の確定したものから順次、市の特設サイトで公開していく。
【関連リンク】
燕市webサイト 「大河津分水通水路通水100周年」
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