薬物乱用防止に向けて「Negicco」、稲垣啓太さん、TSUNEIさんのメッセージを公開
新潟県と新潟県警察は12日、薬物乱用防止を官民一体となって啓発する全国一斉運動「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(6月20日から7月19日)の一環として、新潟県警察ノードラッグ大使であるアイドルユニット「Negicco」、ラグビー選手の稲垣啓太さん、シンガーソングライターのTSUNEIさんのメッセージを公開する。県公式YouTubeチャンネルおよびTwitterで12日から公開するほか、県警のYouTubeチャンネルでも来週をめどに公開する。
県内では、30歳代以下の大麻による検挙数が急増していることなどから、県内の薬物検挙数は急増しており、昨年は県内過去最多となる91人が検挙された(表参照)。県では、「年々増えている。過去は全国最低クラスだったが、平成30年を見ると人口10万人あたりの検挙数は6.5人で、全国下から17位になっている」と話す。
また「県警の大麻検挙者に関する聞き取り調査」によると、大麻についてはインターネットの情報などをもとに危険性を軽視する若者が多く、友人に誘われて手を染めてしまうケースも多い。「大麻の検挙数の80〜90%が30歳代以下」(県警)という。
こうしたなか、例年、各保健所が中心となり、ライオンズクラブや補導指導員などが各地域で街頭啓発活動を行なっている。だが、今年は新型コロナの影響で、ほぼ街頭での活動ができないことから、代替措置としてメッセージを公開することにした。
一方、誘われたりして悩んだら、まず各地域の保健所などに相談して欲しいとしている(相談窓口は表参照)。なお相談件数は一昨年が66件、昨年は90件だった。