新潟県妙高市とウォータースタンド株式会社(埼玉県さいたま市)がプラスチックごみ削減を推進するため、マイボトル持参の取り組みを推進
新潟県妙高市と水道直結ウォーターサーバーのレンタル事業を行うウォータースタンド株式会社(埼玉県さいたま市)は、「生命地域妙高ゼロカーボン推進条例」に基づき、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現に向けて、プラスチックごみ削減を推進するため、マイボトル持参の取り組みを推進している。
妙高市はウォータースタンド株式会社と1日に「ゼロカーボンシティ妙高に向けたプラスチックごみ削減に関する連携協定」を締結した。
妙高市内各所の公共施設などにマイボトルへの給水が可能な給水機の設置を3月から進めているが、これはペットボトルなどの使い捨てプラスチックの使用を抑制するのが狙い。プラスチックごみ問題をはじめ、環境分野における社会的課題の解決に取り組むことで、ゼロカーボンシティの実現を図っていく。
給水機の設置は、妙高市役所、妙高市妙高支所、妙高市妙高高原支所、妙高市総合体育館、妙高ふれあいパーク体育館、妙高高原体育館の6か所。
給水機の設置について妙高市の入村明市長は31日、以下のようなコメントを発表した。
妙高市は、令和3年5月に「誰一人取り残さない」というSDGsの考えを取り入れ、人と自然が共生する持続可能なまちを目指すという提案が認められ、SDGsの達成に向けて優れた取組を行う自治体として「SDGs未来都市」に選定されました。また、特に先導的な取組を行う自治体として「自治体SDGsモデル事業」にも選定されました。
当市において、脱炭素型ライフスタイルへの転換に向けてエシカル消費の推進やごみゼロ運動を展開するなど、市民一人ひとりの意識の醸成を図るほか、使い捨て社会から捨てない社会への移行を目指し、持続可能な形で資源を循環させる「サーキュラー・エコノミー」の実現に向け、プラスチックや食品ロスの削減などに結び付く事業を実施していきます。
今回、市民や妙高市を訪れる方が、マイボトルを利用し、ペットボトルごみの削減を図るため、ウォータースタンド株式会社様と連携協定を結ぶこととなりました。この協定は信越北陸地方で初めてのものとなります。給水スポットを市内の公共施設に設置することでマイボトルを使用する運動が市内外に広がり、プラスチックごみ削減につながるよう期待しています。