新潟県新発田市の月岡温泉街が「人に優しい地域の宿づくり賞」厚生労働大臣賞(最優秀賞)を受賞
新潟県新発田市は16日、市内にある月岡温泉街における民間主導のまちづくりの取り組みが評価され、10日に第23回「人に優しい地域の宿づくり賞」厚生労働大臣賞(最優秀賞)を受賞した、と発表した。昨年6月に受賞した「第1回 先進的なまちづくり大賞」国土交通大臣賞に次ぐ受賞。
受賞の対象となった事業は、月岡温泉旅館協同組合、月岡温泉観光協会、合同会社ミライズが実施した「月岡温泉まちづくり事業『歩いて楽しい温泉街へ』」。
温泉街にある空き物件や空き地を活用して県内特産品などを扱う店舗を相次いで開設、運営するほか、遊休地をイルミネーションスポットに改修するなど、温泉街のデメリットを地域の財産に蘇らせ、街全体の回遊性を向上させた。また補助金などに頼らず、自ら収益をあげようとする取り組みも評価された。
人に優しい地域の宿づくり賞とは、すべての人々に優しい配慮がされていて、安心して快適に楽しめる社会環境づくりに貢献した旅館・ホテル、組合などの活動を評価するもの。経済活動、環境保全、地域への貢献、労働生産性の向上などの指標で評価する。主催は、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会。
表彰式は今年9月24日に開催される予定。
毎年1店舗をオープンし月岡温泉(新潟県新発田市)の温泉街に賑わいをもたらす合同会社ミライズ(2020年2月20日)
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