新潟市の新潟市の丸榮製粉(株)が7月下旬めどに「新潟拉麺セレクション」シリーズを県内ローソンで販売
丸榮製粉株式会社(新潟市)は早ければ7月下旬をめどに、乾麺の「新潟拉麺セレクション」シリーズを期間限定で県内のローソンにて販売する。同商品は道の駅や高速サービスエリア、駅、空港で販売し土産需要が主力であるため新型コロナウイルスの影響を受けたものの、世間ではスーパーなどでの“巣ごもり需要”が増加した。また「麺屋あごすけ」監修の乾麺の販売が、「原信」などで好調に推移していることからコンビニでの販売を実験的に始めることにした。
ローソンで販売するのは、新潟市の新潟濃厚味噌ラーメン「東横」、同市の燕系背油ラーメン「関屋福来亭」、妙高市の「とん汁たちばなとん汁ラーメン」、上越市の塩とんこつラーメン「麺屋あごすけ」の4種類。すべて450円(税抜き)「店舗数や地域など詳細は未定だが、佐藤課長代理は「ローソンでお土産として買ってもらう需要もあると考えている」と話していた。
シリーズには、上記の4種類のほかに、新潟米「新之助」の米粉を使用した「新之助南蛮えびラーメン」、「中華そば来味の煮干しラーメン」があり、同社では今後成長していく分野だと見ている。佐藤和彦営業部課長代理は、「ラーメンシリーズのみで年間売り上げ3,000万円を目標にしている」と話していた。
乾麺は保存が1か月ほど効くのが特徴。一方、ラーメンに欠かせないスープは同市北区の醤油醸造所に委託している。ラーメンシリーズは店の監修を銘打っている関係上、丸榮製粉や醤油醸造所が試作を重ね、それぞれの店のオーナーが味を認めないと商品化できない。醤油醸造所の代表がラーメンの食べ歩きをするほどのラーメン好きで、ラーメンシリーズのスープの完成度が高いという。