新潟県上越市の(株)岩の原葡萄園が創業130周年記念の限定醸造ワインを新発売
株式会社岩の原葡萄園(新潟県上越市はこのほど、同社創業130周年を記念して「創業130周年特別限定醸造ワイン」を2,020本の数量限定で新発売した。県内のスーパーや酒屋のほか、首都圏や大坂の百貨店で販売、同社のオンラインストアでも購入が可能。
同商品は、同社敷地内にある葡萄園で収穫した「マスカット・ベーリーA」、「ブラック・クイーン」、「ベーリー・アリカントA」の3品種のぶどうを1房ずつ手摘みし、16か月間樽熟成したもの。
「マスカット・ベーリーA」は、同社創業者の川上善兵衛による1927年交配の赤ワイン用ぶどうで、赤ワイン用としては1番多く使用されている日本ワインの主力品種。「ブラック・クイーン」も同年に交配した赤ワイン用ぶどうで、濃厚な果実味と酸味を持つワインになるのが特徴。「ベーリー・アリカントA」は1923年交配の赤ワイン用ぶどうで、果皮は濃い黒色で、果肉の色も濃い赤色なのが特徴。
同商品の使用したぶどうが収穫された2017年は、7月から8月にかけて雨天が続き、降水量が多く、日照が少なかったものの、9月以降は天候が持続して日照時間が多く、10月の収穫時期まで安定した天候により、健全で成熟したぶどうを収穫できたという。
アルコール分は12%、容量が1,500㎖で、木箱入り、しおり付き。希望小売価格は1万5,000円(税別)。なお、120周年の際には同量で1万円だった。
同社では「容量は720㎖のもので、ヘリテージが5,000円、善兵衛が1万円するので、倍以上の量が入っており、箱も付いている創業130周年記念ワインはお得感がある」と話している。また、同社では今後の戦略として、3,000円から5,000円の商品ラインを拡充していく方針で、ブランド力の強化に注力していく。