新潟県上越市の株式会社妙高自動車学校が破産手続開始決定

株式会社妙高自動車学校(上越市中郷区稲荷山598、資本金1,000万円)が11日、新潟地裁高田支部より破産手続開始決定を受けた。

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、負債総額は5億5,300万円。妙高自動車学校は1964年の設立で、同年6月に「中郷自動車学校」を開校し、地元住民への自動車教習サービスを提供。また1999年には商号を後の「妙高自動車学校」に変更し、合宿免許教習も開始した。ピーク時の年商は、2004年9月期の3億9,000万円。

しかしその後は少子化や若者の車離れなどの影響から、生徒数は減少の一途を辿った。2016年9月期の年商は2億6,000万円まで減少。業績悪化が進む中で、社員の給与体系変更などの対応を取り経営改善を図ったが、社員の集団退職も発生。運営継続が難しくなり、2017年11月末をもって教習所は閉校していた。

2018年5月には、同社の代表が兼務する関連会社の有限会社中郷自動車整備工場(上越市中郷区稲荷山556-1)が破産申請(2019年5月13日には破産手続廃止)。妙高自動車学校も同様に清算業務を進めていたところで、今回の事態となった。

妙高自動車学校の破産管財人には、森直樹弁護士(森直樹法律事務所、電話025-526-5828)が選任されている。

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