新潟県十日町市の関口芳史市長が定例会見、「花角知事を市長として応援したい」
新潟県十日町市の関口芳史市長は4日、十日町市役所で定例会見を開き、令和3年度のJR東日本共生策の取り組みについて報告したほか、5月に行われる新潟県知事選について答えた。
まず、「JR飯山線・ほくほく線活性化」について、昨年度も「越乃S h u * K u r a 」、「おいこっと」のリゾート列車を運行したほか、鉄道利用を促進する各種催しやびゅうバス商品「清津峡、美人林をめぐる里山美食旅」の販売も行った。
次に、「地域振興策への支援」の交流人口増加に資する取り組みおよび支援では、JR大宮駅デジタルサイネージでの十日町市動画の放映や、JR横浜駅中央自由通路で十日町市観光キャラバンを初開催するなど、首都圏でも観光PRを行った。
地域経済に対する支援では、「十日町すこやかファクトリー」で十日町産米粉、地酒、十日町産のかぼちゃ「くりゆたか」などを使用した焼き菓子を開発し、新幹線停車駅などの土産物店で販売した。
また、一部の商品は、ふるさと納税の返礼品の登録やオンライン販売を行うなど、販路開拓にも積極的に取り組んだ。
地元農産物の販売イベントなど地域のPR活動への支援では、首都圏の駅構内で「うまさぎっしり産直市」を開催し、へぎそばや米などの十日町産特産物の販売やPRを実施したほか、令和4年2月には十日町産品を新幹線で首都圏へ輸送する新たな取り組みも行った。
関口市長は、「今年度も十日町市とJR東日本が相互発展に繋がるような取り組みにしていきたい」と話した。
一方、関口市長は5月29日投開票の新潟県知事選についての質問に答え、「花角英世知事を市長会で推薦することに異存はない」と話した。
その上で、「これまで知事と市長という関係で付き合ってきたが、花角知事のことは、知事に就任する前の国土交通省時代から知っており、個人的に好意を持っている。花角知事は安定感があり、市長として応援したい」と話した。