新潟2区選出の鷲尾英一郎衆議院議員(自民党)が次期衆院選で2区からの出馬を表明
新潟2区選出の鷲尾英一郎衆議院議員(自民党)は26日、新潟県庁で記者会見し、次期衆院選で2区から出馬することを表明した。2区には、同じ自民党2区支部長の細田健一衆議院議員がおり、自民党の公認争いが一段と激しくなりそうだ。
昨年3月に民進党から自民党に入党した鷲尾衆議院議員は26日午後、自民党新潟支部の役員と面会し、新潟1区からの出馬を要請されたものの、辞退したことを明らかにした。その上で、鷲尾衆議院議員は自身の後援会・イーグル会や自民党(新潟県)の衆議院支部から2区での出馬を強く要請されたと説明した。
鷲尾衆議院議員は「新潟県全体の衆議院支部長をやらせていただいている。自民党入党の際に1区から6区までどこからでも出ることを排除しないことを確認済みだ。2区の自民党の公認候補は決まっていないと聞いている。2区の代表には誰がふさわしいかを有権者に判断してもらうよう、自らの議席を誰かに明け渡すことなく、死に物狂いで全力を尽くしていきたい」と話した一方で、「政党人なので党本部の判断もある」と発言した。
二階派の鷲尾衆議院議員は「25日、二階俊博自民党幹事長と会い、2区から出たいと申し上げた。幹事長は『議席には人に譲るものではない。徹底的にやれ』と言われた。国会議員の決断は重いので、自民党県連も止めることはできない」と話した。
今回の出馬表明のタイミングについては、「今年3月に官房長官を呼んで地元で講演会をする予定で、その時に表明するつもりだったが、(新型コロナウイルスの影響で)中止になった。今回、新潟支部との面会を機会に表明することになった」と話した。