路地連新潟代表の野内氏が新潟市の古町再生プロジェクト・チームで講演

路地連新潟代表の野内隆裕氏

新潟市は29日、新潟市役所ふるまち庁舎4階で、古町再生プロジェクト・チームの第3回チームミーティングを開催した。講師に日和山五合目館長・路地連新潟代表の野内隆裕氏を招き、講演会を行った。

同日は、同市役所職員約15人が参加。古町地区で活躍する人を全5回程度の講演会で呼び、取り組んでいる現状と課題などを聞くもので、講演会は今回が2回目。

野内氏は新潟市中央区生まれで、2002年から新潟市の小路に着目し、案内板と地図を自主制作。2008年に路地連新潟を結成した。2013年には、「新潟の町・小路めぐり」で2014年には「みなとまち新潟・進化する日和山物語」の取り組みがグッドデザイン賞を受賞したほか、2016年にはNHKの人気番組「ブラタモリ」にて案内人を務めた。2018年には第2回ニイガタ安吾賞を受賞した。

野内氏は「路地連新潟は街歩きの仕組みを制作するグループで、民間と新潟市で、共同で始めた。通りや小路など残っているものに注目して、学術的ではないが、楽しさを伝えようというグループ。2002年に自分で小路の案内板を作って案内をし始めた。次は絵を入れたら、小中学生の総合学習に取り入れられ始めた。そうしていたら、新潟市から声が掛かり、自分で作ったものが新潟市にリメイクしてもらった。2008年から2014年まで6つの地図を作った」と話した。

また、日和山について、「2014年に日和山にカフェを作った。2013年から2年連続でグッドデザイン賞を受賞したが、今でも発信力がある。今、日和山が『るるぶ』や『まっぷる』といった観光雑誌に載っている。沼垂テラスも大きく載っている。『るるぶ』や『まっぷる』に載るか載らないかは大事だ。『るるぶ』の担当者にいくら歴史の話をしてもそれほど記事にしない。美味しいものとかいい風景とかの方が意外と大事だ。おしゃれでかわいくて、素敵な場所で、でもそこには連綿とした歴史の上に成り立っているということが大事だ。古町も発信してほしい」と話した。

第3回チームミーティング

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