大湯温泉の村上屋旅館(新潟県魚沼市)が破産手続開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、合同会社村上屋旅館(新潟県魚沼市、資本金1,000万円、櫻井惠代表、従業員10名)は6月18日、新潟地裁長岡支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には渡邉真一郎弁護士(南魚沼市)が選定された。負債総額は約1億5,000万円。

開湯800年の歴史ある越後大湯温泉において、「村上屋旅館」として客室30室の老舗旅館を経営。ピーク時には4億円超の売上高を計上していたが、利用客の減少や施設の老朽化が進み、業績は低迷。近年の年間売上高は1億円台まで低下していたうえ、過去からの金融債務も抱え、資金的にも厳しい運営が続いていた。こうしたなか、前社長が死亡し、夫人が代表として経営を続けていたが、改善の見通しも立たず、後継者もいなかったことで、2019年1月に事業継続を断念し、旅館を閉鎖していた。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓