(株)三津和自動車工業所(新潟県村上市)、破産手続開始決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社三津和自動車工業所(新潟県村上市、資本金1,023万円、小田鉄也社長、従業員3名)は6月19日、新潟地裁新発田支部より、破産手続開始決定を受けた。破産管財人には、佐藤克哉弁護士(いわふね市民法律事務所、村上市)が選任された。負債総額は約6,000万円。

1964年10月、(株)三津和重機工業所として重機の整備業を目的に設立され、重機のほか船舶の整備・修理などを主事業としていた。その後、一般自動車の修理や車検サービスまで業務を拡大させ、67年7月に現商号へ変更して、地元一般個人や建設業者、運送業者などを顧客としていた。

ピーク時である1986年1月期には1億6,000万円の売上を計上していたが、その後、車両・重機の性能向上、人口減少やカーリースの普及、同業者との競争激化といった影響により需要低迷が続き、2019年1月期の売上は約5,000万円にまで減少していた。収益も悪化し、資金繰りも厳しい状態が続いていたなかで、事業回復も見込めないことから事業継続を断念して、今回の事態となった。

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