北陸地方整備局が両津港出張所(新潟県佐渡市)を開設、坂上正樹所長「情報共有をして地元と一体となって進めて行く」
国土交通省北陸地方整備局は6日、両津港出張所(新潟県佐渡市)を開設し、それに伴う開所式を執り行った。開所式には、北陸地方整備局の杉野浩茂次長のほか、来賓として佐渡市の渡辺竜五市長が出席した。
両津港出張所は、2022年度から国直轄で施工するカーフェリー岸壁の老朽化対策と併せた耐震強化岸壁への改良工事が本格的に始まることに伴い開設した。4人の職員が業務にあたる。
両津港出張所の所長に就任した坂上正樹所長は、今後の業務の進め方や工事の着工について、「(本格的な工事の着工については)もうしばらく現地の詳細な調査などが必要かと思っているが、なるべく早い時期に進められればと思っている」とし、加えて「地元の方たちや、関係者と一体となり、情報共有を行って進めていきたい」と話す。
開所式では北陸地方整備局の杉野次長が挨拶で、「我々としては地元の皆さまの意見をよく聞きながら、事業を進めて行くべきだと考えている。日々成長していく事務所として職員一同頑張っていく」と話した。
また渡辺市長は「東日本の震災を経て様々な研究が進むなかで、離島の防災や港の重要性は改めて浮き彫りになっている。そして(佐渡金山が)世界遺産登録を迎えるなかで、佐渡の玄関口として『おもてなしの港』を進めていくスタートの一歩だと考えている。地元として大きな喜びだ」と語った。