新潟市の上半期の出火件数は74件。外出自粛の影響でコンロ火災が増加?
新潟市は1日、今年上半期の火災発生状況を公表した。それによると、新潟市の上半期の出火件数は74件で、前年より16件減少し、過去5年平均より2件増加した。
このうち住宅火災は35件で、前年より6件減少し、過去5年平均より1件増加した。
車両火災は4件で、前年より9件減少。また3月から5月の車両火災は0件だった。
一方、火災原因の第1位は「電気関係」(22件)、次いで「コンロ」(11件)、「放火(疑い含む)」(6件)となった。過去5年間(上半期の平均)は、「電気関係」(14.0件)、「放火(疑い含む)」(9.8件)、「ストーブ」(7.2件)となっている。
このうちコンロ火災は、緊急事態宣言発令中(4月16日から5月14日)に特に集中し5件発生した。
新型コロナウイルスの影響に伴う移動の自粛により、車両火災が減少する一方で、在宅率が高まってコンロ火災が増加したと考えられるという。
死者数(自損を除く)は3人。昨年上半期は9人、過去5年平均(上半期)は5.2人となっている。