新潟県の花角英世知事が県内の新型コロナウイルス感染状況について「リバウンドしている」、近々にも専門家と意見交換する方向で調整
新潟県の花角英世知事は6日に定例会見を開き、県内の新型コロナウイルスの感染状況やワクチンの接種状況についての見解を話した。
2月28日から3月6日までと、3月28日から4月3日までの1週間の県内感染状況を比べると、患者数は2,374人から3,835人へ増加しているものの、60歳代以上の割合は減少し、20歳代・30歳代の患者が増加している。
また3回目ワクチン接種に関しては、県内は52.4%が接種を完了させており、全国平均の49.8%を上回るが、こちらも65歳以上(8割以上が接種を完了)に対してほかの世代は低く、特に40歳代以下は20%台に留まる。
こうした状況から花角知事は会見で、ワクチンによる重症・中等症者の減少に伴い入院者数などに関しては一定程度のコントロールができているとしながらも「患者数は高止まりし、さらに(まん延防止等重点措置解除から)リバウンドしている。就職や転勤のシーズンで人流が増加している影響もあると思う。オミクロン株の『BA.2』への置きかわりも進んでおり、それも含めて今後も注視していく必要がある」として、今週中にも対策本部会議を開催して専門家と意見交換する方向で調整していると明らかにした。