シニア予防医療運動の「スティックサイズ」新潟支部が運営を開始
株式会社セルビスタ(東京都文京区)は7月1日、スティック2本を用いた4支点エクササイズ「スティックサイズ」初の支部として、小島佑司代表取締役の故郷である新潟にて活動を開始した。
スティックサイズは、日本初の高齢者向けに、2本のスティックを使った本格的な4支点運動で、シニアの予防医療・未病対策になる。新潟県では2019年より試験的に実施していて、そのなかで、東京都にはない地域特有の様々な課題が見つかったという。
特に解決しなければならない課題としては、「加速する高齢化における予防医療」、「冬季期間の屋外運動制限」、「車移動文化が関係する若者の早期高齢化」があったという。
そこで課題解決のため、屋内の活動として、スティックサイズ発行の資格を所有するトレーナーの派遣を行い、最大30人規模のグループレッスン・パーソナルトレーニングサービスを、NPO管轄施設、体育館、地元温泉旅館などで実施する。また、地元企業、観光産業と提携し、大自然を生かしたスティックウォーキングを実施する。
このうちグループレッスンでは、1クラス最大30名までの定員を決め、座りすぎによる身体のバランス崩れを整えるほか、、体幹と四肢の連動、体幹と呼吸の連動、足先の感覚を整えてバランス力を強化するなど、万人に共通する身体の基礎作りを行なう。
地元企業、観光産業とコラボしたスティックウォーキングでは、大自然の中でスティックウォーキングなどを実施し、その後日帰り温泉や妙高の食を満喫する「1Day健康旅行」や、宿泊型のヘルスツーリズムなどを展開する。
一方、スティックサイズ大和郷本店(東京都文京区)では、顧客によってトレーニングメニューが違うほか、遺伝子解析や簡易的な尿検査により、がん細胞の有無、身体糖化度合い、腎臓の糸球体ろ過量から、高血圧・糖尿病のリスクチェック、地域ドクターと連携した健康サポートなどを展開。またジムに来ることが困難な人のためにも、地域限定での出張サービスを展開していて、新潟県でも、出張によるパーソナルトレーニングを実施していく。
超高齢化社会が進む日本において、医療費削減は必須で、削減できるかどうかは高齢者の予防医療・未病対策がカギを握っている。こうしたなか、メディカルフィットネスジム(医療法第42条に基づく施設)を再考し、フィットネス界やスポーツ界との連携を模索する動きが出始めているが、若い世代(健康志向者・スポーツ愛好家・アスリート)に向けて開発されたものを高齢者向けにモーション・ダウンするしかない状況という。
そこで同社では、最初からシニアの身体特徴を捉えたフィットネスを開発(最大155cmのシニアエクササイズ専用スティックの開発と、シニア向け4支点運動スティックサイズ200種類の考案)。3年間の効果実験をへて、2019年1月17日より、シニア向けパーソナルトレーニングジムとして、東京本店を開業し、シニアの予防医療・未病対策サービスを提供している。
【株式会社セルビスタ】
住所/東京都文京区本駒込6-5-4 HM本駒込ビル1F
代表取締役/小島佑司
設立日/2018年7月
URL/http://stickcise.com/ 、http://cellvista.jp/