株式会社セイヒョー(新潟市北区)が株式会社Wealth Brothers(東京都港区)と資本提携、第三者割当による新株式の発行により3億2,323万5,000円の資金調達

株式会社セイヒョー(新潟市北区)は、8日開催の取締役会において、株式会社Wealth Brothers(東京都港区)との間で資本提携を行うことに関する資本提携契約を締結し、同社を割当予定先とする第三者割当による新株式を発行することを決議したと発表した。Wealth Brothersに対する第三者割当による新株式の発行は、払込期日は25日で発行新株式数は普通株式9万9,000株。発行単価は1株につき3,265円。調達資金の額は、3億2,323万5,000円。なお今回の第三者割当増資によって、主要株主である筆頭株主の異動が見込まれる。

セイヒョーの2022年2月期は、製品開発力の強化や自社製品の販売強化に取り組んだ結果、中期経営計画における売上高目標を達成し、売上高は 39億5,700万円、営業利益は5,600万円となった。

だが、セイヒョーによると、いまだ業績の推移が安定しているとは言えず、この不安定な業績の推移が同社の株価の低迷を招いている要因であると分析しているという。また、セイヒョー株は出来高も少なく推移しており、直近6か月平均で月間40単元前後の出来高だったという。このため、流通株式比率の向上に向け、投資家が積極的に売買できる環境整備も課題という。

これらの課題を解決する方策を検討していたところ、2020年6月に取引先金融機関からWealth Brothersの紹介を受けた。以来、セイヒョーの飯塚周一代表取締役社長と Wealth Brothersの石山恵介代表取締役との間で、様々な議題について協議をしてきた。その中で2021年11月ころ、WealthBrothersから、資本提携および第三者割当増資に関する具体的な提案があった。

Wealth Brothersからの資本提携における骨子は、第三者割当増資による新株の発行に伴い、社外取締役として1人を推薦すること、役員・従業員向けに譲渡制限付株式の発行をはじめとするインセンティブを付与することという内容だった。

また、事業における連携についても、「国内外の新規取引先紹介を含む販路の拡大」、「SNSを活用したWEBマーケティングの強化」、「冷凍ロジスティック事業を始めとした新規事業への挑戦」の提案があった。この3つの事業提案については、6月より随時取り組んでいく予定という。

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