新潟交通株式会社(新潟市中央区)の星野佳人代表取締役社長が新潟市の中原八一市長と面談、新潟市の2億5,000万円の緊急支援決定に謝意を伝える

新潟市の中原八一市長

新潟交通株式会社(新潟市中央区)の星野佳人代表取締役社長らが8日、新年度の挨拶で新潟市役所を訪れ、新潟市の中原八一市長と面談した。新潟交通の星野社長からは、経営支援決定に対する御礼があった一方、新潟市からは今後の施策における意見や要望を新潟交通に対してとりまとめていくことを伝えた。

約10分の会談後、中原市長が報道関係者に対して会談の内容を説明した。会談では、新型コロナウイルスの影響で経営危機に陥っている新潟交通に対する2億5,000万円の経営支援を、議会で決定されたことの御礼が星野社長からあったという。加えて、まん延防止等重点措置の解除後、コロナ前と比較し70から75%まで回復したとの報告があり、今後の期待感を示していたと説明した。

一方、新潟市からは、現在整備している新潟駅直下のバスターミナルについて、完成後のバス交通について議会や市民から出ている要望や意見を、後日とりまとめて伝えることを新潟交通に対して伝えた。

新潟交通のダイヤが4月から減便されていることや、2憶5,000万円の経営支援について中原市長は、「新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けている新潟交通にとっては、ある程度の経営合理化や減便は避けられないものと思っている。新潟交通のみならず、すべての公共交通を支援して経営を持続していくということは、最終的には市民の足の確保や利便性向上につながっていく」と話し、支援への考えを示した。

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