新潟県の感染者数は再び増加、飲食関連の感染者はまん防期間中に比べ倍増
新潟県は8日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、県内の感染状況などについて共有した。
新潟県の感染者数は一時減少したが2月末から3月初めにかけて再び増加に転じ、6日から8日は800人以上の感染者数となっている。
市町村別の人口10万人あたりの感染者数(3月22日から4月4日)を見ると、長岡市が258.22人ともっとも多くなっている。このため県では、できるだけ速やかに長岡の大規模検査センターで小学校以下の幼児・児童に対する集中検査を行なうこととしている(なお同期間の他の市の人口10万人当たりの感染者数は新潟市175.05人、上越市89.39人、新発田市191.82人、三条市167.60人などとなっている)。
一方、飲食関連の感染者数は、まん延防止等重点措置期間中(1月21日から3月6日)は659人(14.6人/日)だったが、終了後(3月7日から4月3日)は881人(31.5人/日)と、1日当たりの感染者数は倍増している。県によると、とくに20歳代の飲食関連感染者が多く、全体の3分の1(296人/881人)を占めている。
飲食関連の感染者数が増加した背景には、長時間、大人数の飲食会が増加していることがあり、なかには朝まで飲むケースなども見られたという。また家族に濃厚接触者がいる状態で、飲み会に参加し感染拡大につながっているケースもあるそうだ。