花角英世知事が定例会見、新型コロナウイルスの新たな検査の実施を検討へ

会見する花角英世知事

新潟県の花角英世県知事は8日、新潟県庁で定例会見を開き、新型コロナウイルスに関して新たな検査の実施を検討していることを明らかにしたほか、7日に佐渡汽船が経営改善方針を発表した佐渡航路や水害について言及した。

新型コロナウイルスの検査体制について、花角知事は、「感染者の拡大リスクが高い高齢者施設などには積極的に対応したい。また、県内にどれだけ発生しているかをチェックすることを検討している。これをやりたいということではないが、例えば下水道で調べるという方法もある。現在、議論中で、近々対策を打ちたい」と話した。

また、「東京は100人規模で感染者が出ているが、出張で県外を尋ねる人は訪問先の都道府県の状況を確認して慎重に行動してもらいたい。県としては、東京への往来など県をまたぐ往来の自粛は考えていない」と話した。

水害に関しては、「土曜日から続いている雨だが、県内でも大雨警報が出ている。大雨は自然のおそろしさだ。県民に対しては、まずは早めの非難をお願いしたい。友人や親戚の家やマンションの上階などに避難するのでもいい。感染症対策にも取り組んでいる」と話した。

一方、佐渡航路に関しては、「小木―直江津航路は毎年10億円の赤字が出ている。会社全体で90億円くらいの売り上げげしかないので、大きな課題であったのは間違いない。そのなかで、どういう形で改善していくのかが大事だ。ジェットフォイルはひとつの改善策。いろいろな影響が出るので、議論を深めていただきたい」と話した。

また、「このプロジェクトは実現するかどうかは分からないが、小木―直江津航路の赤字を放置で

きないということで工夫した結果、(高速カーフェリーの)『あかね』を入れたわけだが、結果として揺れの問題が分からなかったので、現在の状況(※編集部註=運航中の揺れが大きい状況)に陥った。結果論として、見通しが甘かったと言えばそうかもしれない。しっかりと検証する必要があり、上越市や佐渡市など支援した市には検証の結果をきちんと説明を受ける必要がある」と述べた。

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