東北電力ネットワーク株式会社が、東北６県・新潟エリアとしては初めてとなる発電事業者に対し再エネ出力制御を指示
東北電力ネットワーク株式会社は９日、発電事業者に対し、再エネ出力制御の指示を行なった。１０日の需給見通しを検討した結果、昼間時間帯（８時から１６時）において太陽光の発電が高出力となり、供給力が需要を上回ることが見込まれるためという。東北６県・新潟エリアとしては初めて。
出力制御の見通しや指示内容などについては、同社ホームページ「東北６県・ 新潟エリアでんき予報」の「再生可能エネルギー出力制御見通し」に掲載している。
東北電力ネットワークの資料によると、東北６県と新潟エリアにおいては、再生可能エネルギー発電設備の導入が進んでおり、東北電力ネットワークは、火力発電設備の出力抑制や揚水発電設備の運転、、地域間連系線を活用した広域的な系統運用などにより、需給バランスの維持を行なっている。
しかし、これらの対策を行っても供給力が需要を上回る場合には、電力の安定供給を維持する観点から、「優先給電ルール」に基づき、再エネ発電設備などの出力制御を行なう必要があり、発電事業者へ出力制御に向けた準備を要請している。
