佐藤食肉(新潟県阿賀野市)が23日に佐藤食肉直売店と物流センターをオープン
ブランド豚「純白のビアンカ」、ブランド牛「あがの姫牛」をはじめ、食肉の加工・販売を手がける佐藤食肉(新潟県阿賀野市)は、23日に佐藤食肉直売店を新規移転オープンするほか、同日に物流センターも開設する。店舗では初年度売上高3億円、物流センターの卸売部門の取扱高は10億円を目標としている。
同社は1953年に同市に出店してから約60年以上の老舗。畜産から解体、卸、小売りまで一貫して展開しているのが強みで、流通業者を通していないため、価格競争力がある。同社の佐藤広国常務は「価格はスーパーよりかなり安い」と話す。
国道49号線の架け替えに伴い、国道が1.8mかさ上げされるため、総工費6億円を投じて、新店舗を建設した。新店舗は1階が駐車場、2階が店舗や事務所、3階が社員食堂などとなる。同時に物流センターを建設し、卸売部門の拡大強化を図る。
売り場面積は旧店舗より約3倍広くなり、業務用の冷凍食品や牛の内臓、ベトナムや中国人向けの豚の部位(耳、しっぽ、皮)などを揃え、「肉の専門店として、スーパーでは見たことがないようなラインナップを目指す」(佐藤常務)としている。