上越市で町家を再生する取り組みが活発化

上越市で、市内中心部にある町家を再生し、街中の賑わいにつなげていこうという取り組みが活発化している。

■シェアハウス大町(下写真)
この春、大町3丁目に、学生向けをシェアハウスが完成した。
築105年の木造2階建ての町家を、「和モダン」な住宅にリノベーションしたもので、延床面積は194・5平方メートル。それまで塞がれていた吹き抜けを再現したほか、共用スペース、リビング、台所、浴室などがあり、2階は5つの個室になっている。
9月に5人の学生が入居する予定で、現在、市では入居者の募集を行うとともに、「見学会」や「宿泊体験」の予約を受け付けている。
なお家賃は、維持管理費を含め一人当たり2万2200円。

シェアハウス大町
http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/kenjuu/sharehouse.html

 

■テラスカイ 上越サテライトオフィス(下写真)
IT関連企業のテラスカイ(東京都中央区、佐藤秀哉社長)は、本町6丁目の町家を改修して、上越サテライトオフィスを開設。今年4月から同社の製品開発部の社員が常駐し業務を開始している。
総務省のふるさとテレワーク推進事業の採択を受けて開設したことから、ICTを活用して時間や場所の制約を受けずに、自宅や、移動中の電車やカフェ、コワーキングスペースなど、好きな場所で好きな時間に仕事をする「テレワーク」という勤務形態にも注目が集まった。
一方、7月19日には、このオフィスで、上越市と共同で、『子ども向けプログラミング教室』を開催した。
なお同社は2006年に妙高市出身の佐藤社長が設立した会社で、昨年4月には東証マザーズに上場している。

■町家Cafe Re:イエ
今年1月、東本町1丁目に、町屋をリノベーションしてオープンしたカフェ「町家Cafe Re:イエ」がオープンした。

■高田小町(下写真)
最近のオープンではないが、明治時代に建築された本町6丁目の町家「旧小妻屋」を改装した交流施設「町家交流館 高田小町」は、 集会、イベント、文化活動などで利用ができるほか、高田の町家の特徴である吹抜けや土蔵を見学できる。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓