国内24エリア目「ミシュランガイド新潟2020特別版」の内容が発表、「二つ星」3軒、「一つ星」18軒に
日本ミシュランタイヤ株式会社(東京都)は、厳選した飲食店、レストランおよび宿泊施設を紹介する国内24エリア目の「ミシュランガイド新潟2020特別版」を17日に発売するのに先立ち、14日に新潟市内で記者会見を行った。県内の飲食店やホテルなど282軒(うち旅館・ホテル31軒)が掲載され、「二つ星」は3軒、「一つ星」は18軒(うち旅館2軒)という結果となった。
この日は、日本ミシュランタイヤのペリニオ・ポール代表取締役社長のほか、本城征二執行役員に加えて、新潟県の花角英世知事も出席した。ペリニオ・ポール代表取締役社長は、「新潟は北から南まで面積が広い。海の幸、山の幸、肉や米など幅広い料理がある。新潟の食文化を表すように中身の濃い結果となった。282軒という結果は素晴らしいと思う」と話した。
「二つ星」は、「兄弟寿し」(新潟市)、「鍋茶屋光琳」(新潟市)、「Uozen」(三条市)
内容は、飲食店、レストランが251軒で、遠回りしてでも訪れる価値のある料理を意味する「二つ星」が寿司「兄弟寿し」(新潟市)、日本料理「鍋茶屋光琳」(新潟市)、フランス料理「Uozen」(三条市)となった。近くに訪れたら行く価値のある料理を意味する「一つ星」は日本料理9軒(うち旅館1軒)、寿司4軒、フランス料理3軒(うち旅館1軒)、イタリア料理2軒となった。
5,000円以下で食べられ、価格以上の満足度が得られる料理を表す「ビブグルマン」は37軒で、おでん、鮭料理、とんかつ、ラーメン、居酒屋、そば、天ぷらなど15種類の料理の種類がある。また、ミシュランの基準を満たした料理である「ミシュランプレート」には195軒の飲食店が掲載されている。
ミシュランガイドの調査員はすべてミシュランタイヤの正社員で、匿名で予約し、食事をして料金を払う。素材の質や、味付けの完成度や独創性など世界共通の5つの評価基準で行っており、匿名性や自費による飲食などが同ガイドブックの信頼性に繋がっている。
花角知事は「飲食店や宿泊業界には明るいニュースだ。新潟県は多種多様な食材を持っており、豊かな食文化を持っている。今日、ミシュランガイドで裏付けしていただいた。これからも活用して、新潟の素晴らしさをアピールしていく。三つ星がないのは残念だが、282軒が掲載されるのは嬉しいし、誇らしくもある。また、次のステップに向けて、挑戦されると思う」と話した。
フランスで生まれたミシュランガイドはタイヤメーカーであるミシュランがドライバーに旅の楽しさなどを伝えることを目的に約120年にわたって、世界中で読まれている。現在、世界31か国で展開し、国内では2007年には「ミシュランガイド東京2008」を、2009年には「ミシュランガイド京都・大阪2010」を発行し、2012年からは地方を対象とした特別版を各地で出版している。
「ミシュランガイド新潟2020特別版」は、当初5月の発売だったが、新型コロナウイルスの拡大に伴い延期された。