新潟県燕市が若手デザイナーによる大賞作品の製品化支援でクラウドファンディングを実施
新潟県燕市は2021年3月31日まで、若手デザイナーによる作品の製品化を支援するふるさと燕応援寄付金を「ふるなびクラウドファンディング」で受け付けている。昨年実施した「若monoデザインコンペティション燕vol4」で大賞に選ばれた3作品の製品化費用に充てるもので、寄付額は1,080万円を目標としている。
同コンペティションは毎年行われており、昨年は全国のデザイナー100人から応募があり、応募点数は172点だった。大賞作品に選ばれたyonanpさん(神奈川県在住)デザインの「wave(すり鉢)」は金属の美しさを引き出したすり鉢、田中敦さん(千葉県在住)の「invertcup(酒器)」は銅の円が月のように浮かんで見える杯、舌佑樹さん(東京都在住)の「精密コマの栓抜き」は時間を楽しくする精密コマの栓抜きとなっている。
1日から受付をスタートしているが、現在寄付額はゼロ。ただし、目標金額に達成しなくとも市は金額を受け取れるという。返礼品は、今回の製品化協力企業である株式会社タケダ「TAKEDA DESIN PROJECT」のオリジナル商品となる。現在、寄付金額は現在1万5,000円と3万円の2通りしかないが、今後は金額を増やす予定で、それに伴い返礼品も増やす予定。1万5,000円の返礼品はアルミメタルメジャー、箸置き、ルーペの3品、3万円の返礼品はスマートフォンスタンドとなっている。