拡張道の駅あらい(新潟県妙高市)が23日にグランドオープン、鹿住正春駅長「50万人くらい来てもらいたい」
道の駅あらい(新潟県妙高市)は、国道18号線を挟んだ現在の道の駅の東側に「拡張道の駅」を23日にグランドオープンする。23、24日の2日間は芝生広場でのビアガーデンや、福引抽選会を実施するなどイベントを開催する。
拡張された道の駅はすでに11日にプレオープンしており、11、12日の2日間で約4,000人が訪れたという。同施設の指定管理者、妙高ふるさと振興株式会社の鹿住正春駅長は「7月から来年3月までに50万人くらい来てもらいたい」と話している。
拡張した理由は主に2つある。2015年に国の重点道の駅に認定されたこともあり、防災拠点としての役割が求められており、駐車場の確保と、防災広場の設置が決まったことと、現在の道の駅では約300人の農家が野菜を販売しているが、会員の増大に伴い、手狭になったためだ。
拡張された道の駅は、約3.8ヘクタールの敷地で、農産物直売所(一番上の写真)と和食レストラン「漁師直営魚祭(うおさい)みょうこう店」が入る「四季彩館みょうこう」、バーベキューもできる芝生の防災広場が主な施設となっている。「四季彩館みょうこう」は株式会社みょうこう未来創造商社が運営する。駐車場は240台。
同施設は国道だけでなく、高速道の上司熱自動車道とも連結している点と、鮮魚センターやホテル、コンビニのほか、「食堂ミサ」などの人気テナントが集積していることなどから、毎年のように年間約300万人が訪れる道の駅で、県内でもトップクラスの集客力を誇る。2009年発行の「日経グローカル」誌で、2008年度の売り上げが全国の道の駅で日本一になったと報じされたこともある。
新型コロナウイルスの影響で、約半数と言われる県外客が減少したことから、飲食店などのテナントは大きな打撃を受けたが、鹿住駅長は「防災広場は災害の時、炊事棟や飲食店の厨房で炊き出しもできるし、芝生にテントを張って泊まることもできる。とにかく、早く新型コロナウイルスが収束して、大勢の人に来てもらいたい」と話していた。