新潟県が県民宿泊割引キャンペーンの充実や新たな日帰りツアーなどの割引支援
新潟県は17日、県内観光需要喚起策として、県民を対象にした宿泊割引キャンペーン第2弾と、新たにバスツアーなどの日帰り旅行商品への割引支援を盛り込んだ、「つなぐ、にいがた。」観光キャンペーンの拡充を発表した。
県民宿泊キャンペーンの第2弾は8月1日から31日までで、予約開始は7月29日から可能となる。
第1弾では、1泊1万円以上になると1人あたり5,000円の割引を受けることができたが、今回はそれに加え、1万円未満6,000円以上でも3,000円の割引を受けることができる。
今回新たに加わった日帰りツアーの割引は県内外の利用客を問わず、バスやタクシーを用いて県内観光地を訪れるツアーが対象となる。期間は8月から10月末までと長期間におよび、4,000円以上で2,000円、6,000円以上で3,000円のキャッシュバックが受けられる。
オプショナルツアーの趣きが強い着地型旅行へも割引支援も追加された。体験型ツアーの販売サイトで県内の着地型旅行を予約する際に、割引クーポンが発行される。こちらも8月から10月末までで、2,000円以上で1,000円の割引と、他のキャンペーンに比べ安価から利用が可能だ。
県は6月から7月まで県民を対象とした宿泊割引キャンペーンを実施しているが、予算は上限に達し、現在ほぼ完売状態となっている。
今後開始が予定されている「GoToキャンペーン」による観光需要の回復が期待されているものの、県外からの旅行者による感染拡大が懸念されている。そこで県は観光客の誘致を段階的に進め、現在は、県内での観光や、日帰りできる移動範囲での観光のキャンペーンを拡充することで、感染拡大の防止と観光需要の回復の両立を図っていくことにした。