自民党の新潟第1選挙区支部長に前参議院議員の塚田一郎氏
自民党新潟支部は18日、3人の立候補者から第1選挙区支部長候補を決める選考会を新潟市の自民党新潟県連で行い、塚田一郎前参議院議員に決定した。同支部は塚田氏を第1選挙区支部長候補として党本部に上げる方針だが、同選挙区には現職の石崎徹衆議院議員がおり、自民党の公認をめぐってはいまだ不透明な状況が続いている。
同日は自民党関係者の前で、塚田前参議院議員、佐藤純新潟県議、髙橋直揮新潟県議の3人が1人5分程度のスピーチを行い、決意表明を行なった。3番目に登壇した髙橋県議がその場で辞退を表明したことで、選考は2人に絞られたが、スピーチ後の同支部幹部と3人との会談で佐藤県議も塚田氏に協力するとの考えを示したことから、最終的に塚田氏が選出された。
塚田氏はスピーチで、「故郷の役に立ちたい。12年の国会議員の経験を活かし、もう一度やりたい。私が42年前の新潟市の寄居中学校の時、1つ下の横田めぐみさんが拉致被害にあった。今でも鮮明に焼き付いている。私は拉致問題の解決を諦めてはいない。
次回は背水の陣で臨む。もう一度、チャンスをいただきたい」と話した。
また、佐藤県議は「石崎議員ことや人の批判はいらない。前を見て、1区の議席の奪還のためには皆さんの意向に従う。自民党の信頼回復のために汗をかく」と話した。
髙橋県議は、県議の任期が3年残っていることなどから、辞退を表明した。一方、塚田氏は選出が決定した後の挨拶で、「次期衆議院選挙は自民党の議席奪還に向けて、死力を尽くして戦う」と決意を語った。
最後は“力強いガンバローコール”で締めていた。