新潟県津南町の桑原悠町長が定例会見、津南町長選について「4年間真摯に取り組んできたことを町民に伝え、審判を仰ぎたい」

津南町の桑原悠町長

新潟県津南町の桑原悠町長は13日、津南町役場で定例会見を開き、任期満了に伴う6月開催の津南町長選についての抱負や、地域おこし協力隊の新規任用などを語った。

6月19日投開票の津南町長選には、桑原町長のほかに前津南町副町長の小野塚均氏が立候補を表明している。桑原町長は「この4年間、真摯に取り組んできたことを町民に伝え、審判を仰ぎたい。自らの町政に対する振り返りをしながら、町民と対話を深めたい。種をまいてきたことに花を咲かせたい」と抱負を話した。

立候補を表明している小野塚氏は前副町長で、桑原町長は2年間町政をともに指揮した。桑原町長は「2018年に町長に就任し、(小野塚氏は)経験のない私に対し、いろいろなことを教えてもらったので、感謝している」と語った。

一方で、有害鳥獣被害対策地域おこし協力隊については、現在島根県在住大学4年生(休学予定)を1人任用し、5月1日から任用する。期間は5月1日から2023年3月31日まで。

ほかに社会人2人からの応募があったが、大学生は独学で「わな猟免許」を所持していることから、休学を前提に採用したという。近年、町内の有害鳥獣による農作物被害が増加していることから、町として対策を講じる。

また、小学校給食での有機雪下にんじんの提供に関する話題では、22日に町立芦ケ崎小学校で雪下にんじんを使用したシチューを提供する予定。地域内消費を図ることで、産地形成を目指すほか、子供たちに安全・安心な食を提供するのが狙い。

今後は町内の小中学校で米の提供などを予定し、学校給食提供に向けた栄養士との検討会や、有機農業推進に関わる生産者などとの意見交換会も行っていく。

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