三条市が、新型コロナ感染者が確認されたことを受け、市の新たな対応と國定勇人市長メッセージを公表
新潟県三条市は26日、市内において新型コロナウイルスに感染者が確認されたことを受け、市の新たな対応と國定勇人市長メッセージを公表した。
それによると、市内の施設利用やイベントについては、従来通りだが、施設利用の際、申し出てもらう都道府県を下記の通りに拡大する。
大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県
なお市内の小中学校、幼稚園、保育所、保育園などは休校・休園の措置は行わず、通常通り運営する。
また市長は以下の通り。
本日、三条市内において新型コロナウイルスに感染された方が確認されました。
感染が確認された方はお一人であり、現在新潟県において濃厚接触者の調査等が行われておりますが、濃厚接触者とされた方に対しても症状の有無に関わらずPCR検査を実施し、検査結果が判明するまでは全員が自宅待機となります。その上で、仮に陽性であった場合には直ちに入院となり、また、陰性であった場合にも念のために接触から14日間は自宅待機を継続することになります。
このことから、今回感染が確認された方を原因とする更なる感染の広がりはほぼ考えられないため、不安を感じるお気持ちは十分に理解できますが、過度な反応等は控えてくださいますようお願い申し上げます。
また、これまで全国では、感染が確認された方に対する詮索や誹謗、中傷、いじめといった卑劣な行為がしばしば行われております。
しかしながら、今回感染が確認された方は、そうした状況にも関わらず、勇気を持って検査を受けてくださったものであり、三条市長として心から感謝を申し上げるとともに、万が一にも御本人が誹謗、中傷などを受ける事態に陥らないよう、市民の皆様に御理解と御協力をお願い申し上げます。
予防策を万全に講じていたとしても罹患してしまう可能性はあります。仮にいつもと違う症状が現れた場合には、周囲の目が気になるかもしれませんが、今回の方のように、隠すことなく勇気を持って検査を受けてください。それが結果的に感染拡大の防止にもつながります。
私どもといたしましては、引き続き、新潟県と密接に連携しながら、これまで実施してまいりました感染が拡大している地域への往来等の自粛要請などといった水際対策を適宜適切に講じてまいりますので、皆様におかれましても7月17日の私からのメッセージでお願いした次のことなどについて、改めて御協力をお願いいたします。
① 知事が域外への移動の自粛を住民に要請している東京都への旅行や帰省等の不要不急の往来※1は、自粛くださるようお願いいたします。
② 東京都からの旅行や帰省等の不要不急の来訪※1は、自粛くださるようお願いいたします。
③ 知事が域外への移動の自粛を住民に要請していないものの、厚生労働省が示している社会への協力要請を行うタイミング※2を過ぎている大阪府、福岡県、埼玉県、愛知県、奈良県、京都府、千葉県、滋賀県、神奈川県、和歌山県、兵庫県及び鹿児島県への往来は、慎重に判断されるようお願いいたします。
④ ③の12の府県からの来訪は、慎重に判断されるようお願いいたします。
繰り返しになりますが、現在は市中での感染が広がっているという状況にはありませんので、くれぐれも過度な反応等は控えてくださいますようお願いいたします。
令和2年7月26日
三条市長 國定勇人
※1 不要不急の往来(来訪) 就職、転勤、進学、出張、里帰り出産、冠婚葬祭などに伴う往来等以外のもの
※2 社会への協力要請を行うタイミング 基準日(人口10万人当たりの週平均新規感染者数が2.5人となった日)から1日~7日後